株式会社設立に際しては、仕組みを理解することから。


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株式会社とは

株式会社の特徴

1名でも作れる

株式会社には発起人(最初の株主)1名以上と、設立時取締役1名以上が必要です。

発起人と設立時取締役は同一人物でも構いませんので、自分一人で株式会社を設立することができます。

役員に任期がある

取締役は原則2年、監査役は原則4年という任期が定められております。

ともに10年まで延長可能ですし、同じ人を続けて役員に選ぶことは問題ありませんが、定期的に役員変更の登記をする必要があります(登録免許税という税金と司法書士の報酬が発生します。)。

信用力がある

「株式会社」は誰が知っている言葉ですので、合同会社や一般社団法人に比べて対外的な信用力があります。

ここから後は、株式会社の仕組みを詳しく理解したい方向けです。

そもそも、会社とは

会社とは何か。

これを説明することは、なかなか難しいことです。

おそらく、説明する人によって答えが違うのではないでしょうか。

法律の勉強をすると、「会社とは、営利を目的とする社団法人である」と習います。

また、会社法2条1号では、会社のことを「株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社をいう。」と定めています。

この他にもいろいろな考え方はあるのでしょうが、High Fieldグループでは、会社のことを「起業家・経営者がビジネスの目的を達成するための法的な器(入れ物)」と説明しています。

株式会社は、株主の営利を追及する会社

株式会社は、本質的には、出資をした株主を儲けさせるための会社です。

投資家である株主は、「あなたを信じて出資する(=株を買う)から、これを元手にお金を増やして自分を儲けさせてくれ!」とお金を出すわけです。

株式会社の株主が儲ける仕組み

ちなみに、事業に出資した株主が儲けるための仕組みは、一般の株式投資と同じです。

つまり、出資した株式会社から利益配当(インカムゲイン)を受ける、株式が値上がりしたら売却益(キャピタルゲイン)を得る、という方法になります。

株式会社は、経営者が資金調達するための会社

株式会社は、経営者の資金調達手段でもあります。

経営者は、「この会社(と私)を信じて出資していただければ、必ずや利益を出して皆様を儲けさせます!だから出資してください(=ウチの株を買ってください)!」と言って回ることで、事業資金を集めることができるわけです。

株式会社は、所有と経営が分離した会社

ここまでの説明は、株主と経営者が違う人物であるという前提で話してきました。

株式会社は、株主(=会社の所有者・オーナー)と経営者が別人であっても構いません。

上場企業を思い浮かべてもらえれば、すっと理解できると思います。

この性質を指して「株式会社は、所有と経営が分離している会社だ。」と言ったりします。

でも現実の株式会社は・・・

ここまでは、株式会社の仕組みをご説明してきました。

でも、何となく違和感を持たれた方も多いと思います。

それはなぜかと言うと、普段皆さんが接している現実の株式会社と違うからです。

では現実の株式会社はと言うと・・・

株主が儲かる株式会社は一握りだけ。

会計・税務の観点からは、利益配当は株式会社お金の使い方として非効率です(役員報酬・給料として払ったほうが効率的)。

また、中小・零細企業であっても業績の向上とともに株価は上がりますが、売却先は非常に少ないのが現状です。

株主より経営者が儲けるための仕組みになっている。

現実の株式会社は、株主に儲けてもらうというより、経営者がちょっと高めの給料をもらって働く仕組みになっています。

所有と経営が一致している。

利益配当も望めないし、売却益も見込めないのでは、出資者を集めるのは困難です。

ですので、現実的には、経営者が出資して株式会社を起こすのが一般的です。